前回はアメリカでの中古車個人売買、購入編をお届けしました。今回は売却編です。
買ってくれる人探し、友達に声を掛ける
私は3月中旬に日本へ帰国する予定なので、できれば3月上旬に車を手放したいなぁと思っていました。なので、1月頃から学校で会う友達に「誰か車買いたがっている人がいたら教えてね」と言いまくっていました。
ですが、時期が悪かった…。 と、言うのも、USCD Extensionの生徒たちは来て早々に車を買ってしまう人が多いので、3月という授業が終わりそうなタイミングで買いたい人がなかなか見つからなかったのです。今考えると、そりゃそうかと思いますが、当時は気が付きませんでした笑
買ってくれる人探し、Craigslist
2月の中旬に入り、帰国予定日まで1ヶ月を切った頃、そろそろ売却の目途を立てたいと気持ちが焦ってきました。最悪ディーラーに売ればいいか、と呑気に考えていましたが、ディーラーの買取価格と個人売買の相場で1000ドル以上も差が出てきそうなので、いくらぐうたらな性格とは言え、私、貧乏学生、頑張ることにしました!
前回のブログでご紹介したCraigslistで買い手を募ることにしました。まず洗車をしてピカピカに磨き上げた後、パシャパシャといろんな角度から8ヵ月お世話になった愛車(TOYOTAカローラ15歳)を激写。車の中やトランクの中、タイヤも撮りました。
いよいよCraigslist掲載準備に取り掛かります。
Craigslist掲載準備

まず行ったのはCraigslistで自分の車と同じような年式,車種,走行距離の投稿をチェックしました。すると、だいたいの相場感やどのような情報を載せるべきか、がわかります。私は参考になりそうなポストを見つけ、コピペして使いました笑
また、自分の車の詳細を掲載させるために、VIN Codeという車体番号を入力すると車のスペックやその車の事故歴がわかるサイトがいくつかあるので、その情報も取り入れました。
最後まで悩んだのは価格設定です。4000ドルで買ったので、できれば3500ドルくらい、最低でも3000ドルで売りたいと思っていました。値段交渉が入ることを考慮して3900ドルで掲載させることにしました。
ついに、掲載です。Craigslistに中古車売却の投稿をするには登録料として5ドルかかります。クレジットカードで支払いを済ませると、自分の投稿を編集できるURLが送られてきました。これで私の投稿はサイトにアップされたことになります!
当時の私のポストのスクリーンショットを撮っておけばよかった~と、今思ったのですが、売却後すぐに削除しました。なぜならば連絡がガンガンくるからです。
個人売買、やりとり~完結
2月25日の夕方、Craigslistに投稿完了。その日のうちに冷やかし程度の連絡が3件きました。翌日も同じようなそこまで本気じゃなさそうな人たちから2,3連絡がきました。これ、最悪売れないんじゃない?と不安になりましたが、27日、本気で買いたそうな人が4人連絡をしてきました。みんなこちらの状況をお構いなしに自分の要望を主張してきます。まだ車はあるのか、今日車を見たい、何時なら、3000ドルでどうだ、というような感じです。
2人は翌日にあう約束にしておいたのですが、一人ぐいぐい来る人(以後、ぐいぐい君)が今晩仕事帰りに寄るから、住所を教えてと言ってきました。ぐいぐい君は時間を無駄にしたくないので現金も持ってくるそうです。ホストマザーには車を売ろうとしている旨は伝えていて、マザーの了承を得てぐいぐい君へ住所を教えました。
夜うちに来ることになったのですが、私は車の技術的なことがさっぱりわかりません。なので、自動車修理の仕事をしているホストファザーに同席してもらえないかとお願いしました。遠慮せずに頼って正解でした。
ぐいぐい君はメキシコ系の今時のあんちゃんで、仲間を連れてやってきました。私一人だったら完全に舐められていたことでしょう。ホストファザーは大柄で一見恐いです(普段はとってもおちゃめ)。うまくやりとりをしてくれて、その場で3500ドルキャッシュで売却できました。現金と引き換えに、Certificate of Titleに売却した日にちと自分のサインを書き、Smog Checkの証明書,Registrationの3点をぐいぐい君へ渡しました。
そんなこんなで、カローラちゃんにサヨナラを言うヒマも無く、あっさりと売れてしまいました。売却後は、ネットでDMVに譲渡したという申請をし、加入していた自動車保険を解約し、すでに見せる約束していた人にごめんねのテキストを送っただけです。ほんとに簡単!投稿から3日で売れてしまいました!
ホストファザーが冗談で10%寄こせと言ってきたので、後日ブルワリーでビールをおごりました。人生で一番うまいビールだ!と大ジョッキを飲み干している姿を見て、私も幸せな気分になりました。

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