こんにちは。昨日Final examを受けてやっとSummer Quarterを終えることができました。これまでのビジネスプログラムと違うと思われる点もいくつかありますので、1Qの概要を共有したいと思います。

1Qの概要
UCSD ExtensionのBusiness Management Certified Program – 2020 Course Descriptionによると、1Qは4つのクラスを取ることになっているみたいです。
- Elements of Marketing
- Financial Accounting for Non-Accountants (FAFNA) or Accounting I
- Organizational Behavior
- Directed Studies – Internship Preparation
また、1Qは留学生だけで授業を受けるし、授業内容も軽いから気軽に受けられるよ、と聞きました。
オリエンテーション予定日が近づいてくるにつれてちょっとずつ気持ちも盛り上がってきてたんですが、連絡が一向に来ない。。。本当に開講されるのか、という不安がよぎる中、オリエンテーションが始まる数日前にやっと連絡が!
まず、1Qでビジマネを取る留学生は私だけということで、Localの方々にblendされるそうな…ラッキーと思うかアンラッキーと思うかは私次第。そして、おそらく留学生が私1人ということが要因だと思うのですが、Internship Preparationが開講できないということで、変わりにElectiveとして好きな授業を選ぶことになりました。
これはまだはっきり決まっていないみたいですが、Internship preparationは2Qに移り、2Qで行うはずのInternshipが3Qに移動するんだと思われます。そして3Qで選択する予定のElectiveが1Qに移ったんじゃないかなと。
当初、選択授業としてはBusiness Valuationを申し込んだのですが、後々こちらも開講できないということで別のクラスを選ぶことに…
なので、急遽上記1-3に加えて、Introduction of fundraising and developmentを選択することにしました。さらりと概要を読んで知らない世界なので面白そうだなという興味本位で取ったんですが、後にこの選択を後悔することになります…。
授業は全部録画・録音されたもので、毎週月曜にその週のレッスンがOpenされ、その週中に宿題を提出する、というものです。よって、決まった時間に授業に出る必要がないので、タイムマネジメントが得意な方には心地いいかもしれません。
ただ、通常の対面授業だとそれぞれ月曜授業だったら次週月曜までに宿題をすればいい、ということでそれぞれの宿題に1週間の時間猶予があるのですが、このオンライン方式の場合、全部の授業が週末までに宿題を提出しなくてはいけないということで、毎日宿題に追われている感覚でした。例えば、4コマを月火水木にそれぞれ受講すると、木曜に受けた授業は金土日と3日間で宿題をしなくてはいけないという感じです。
あとは、オンライン(録画)なので、クラスメートと話すことはほぼないです。実際の会話の代わりになるのがDiscussion board。要するに掲示板みたいなものなんですが、ここに毎週課題に対する意見を記載して、クラスメートの意見にも返信します。この記載と返信はMustで全部グレードに影響します。
私的にはリスニングとかスピーキングとか、会話を上達させたかったんですが、まさかのReadingとWritingに追われるという…はい、みなさんそろそろお気づきでしょうか。アメリカに来る必要があったのか…日本からでも受けられるんじゃなかろうか…だって録画だし…という不満はサンディエゴの素晴らしい気候に免じて見なかったことにしました。

Elements of Marketing(必修)
私はマーケティングのバックグラウンドはほぼ皆無なのですが、広告は消費者としてよく目にするものなので、素直に楽しい授業でした。授業も録画とはいえ、とても工夫されていました。
先生はアメリカ人なのですがアメリカ以外でも教えたことがあるそうで、留学生にも優しいはっきりとした話し方をするのでとても理解しやすかったです。あと、分厚いテキストを読む必要があるんですが、単語が比較的容易なので止まることなく読むことができました。私的には必修3科目の中で一番読みやすかったです。
内容は、というと、まさしくマーケティング初心者に向けたものなので、マーケ知らない方も心配せず受けられると思います。が、マーケのバックグラウンドがある方には退屈かもしれないです。
宿題も2週間に1回のDiscussion boardへの書き込みだけで、比較的負荷が少ないと思います。ただ、最後にプレゼンがあるのでそれだけ耐えればなんとかなると思います!
FAFNA(必修)
財務会計のバックグラウンドがある方には超絶簡単な内容です。簿記3級のアメリカ版っていう感じでしょうか。あとは経営指標とかのトピックが少し出てきますが、そんなに難しい内容ではないです。ただ、全く財務会計の知識がない方にはハードル高めです。
授業は10分程度の録音だけで、あとは数百ページある教科書を自力で読んで理解する必要があります。もしビジマネ受講予定で財務会計の知識ゼロの方がいましたら、日本語で簿記3級の知識を予め勉強されることをお勧めします。
私は財務会計のバックグラウンドがありましたので、一番気が楽な授業でした。
Organizational Behavior(必修)
録画授業が毎週2~3時間あるので、結構重たいです。そしてたまに意識が飛びます。会社勤務経験がある方には当たり前の内容をおさらいしているような気分なので、毎週新しいことを学ぶというよりは、これまでの経験を理論体系化して復習するような感覚が近いと思います。
内容は全く難しくないですが、知らない単語が多かったので教科書を読むときはスマホ片手に調べながら、時間がかかりました。毎週2章ずつ、大体100ページくらいかなと思います。
あと、宿題がちょっと多めです。毎週Discussion boardへの書き込みが2つあり、最低2人の書き込みに何らかのコメントをする必要があります。自身の書き込みは木曜中なので、ちょっと急ぐ必要もあります。
この他、エッセイ×2、チームプロジェクトとしてのCase analysis、Midterm Exam、Final Exam、プレゼンがあるので、OBが1Qでは一番時間を使いました。
日本語では組織行動論というんでしょうか、私は学んだことがなかったので、ボリューム的に結構大変でしたが、最終的には必修科目でよかったなと思っています。
Introduction of fundraising and development(選択)
なぜこの授業を選んでしまったのか…今あの時に戻れるなら選ばないです。笑
皆さんはNPOとか寄付とかどの程度知識をお持ちでしょうか。私は全くと言っていいほど、マーケティングよりも知識を持っていませんでした。日本では社団法人とか財団法人とかに該当するんだと思いますが、文化・宗教・教育的背景から、アメリカのNPOは全く規模が違うんです。
アメリカのNPOの種類とか活動に少し興味があり、選択しちゃいました。ただ…アメリカで寄付活動をした経験がないとかなり厳しいなと思います。
クラスメートは、ほぼ何らかの形でNPOに関わっている人で、授業はかなり実務寄りです。Descriptionを適当に読んでいたがために、体型的に学べると勘違いしてたんですが、実務的な内容って書いてありました。
NPOからもらった郵便物をDiscussion boardに投稿したり、寄付者へのレターの書き方、どうやって毎年寄付を集めるかとか、Board memberに求める条件とか…そもそもの仕組みを知らない・関与経験ゼロの私にとっては、毎回辛い宿題…泣
ちなみに教科書はなく、一般の書籍がテキストでした。留学生向けの授業じゃなかったんでしょうね。
今後NPOで働く意思のある方には為になる授業だと思いますが、それ以外の方にはオススメしないです。先生、ごめんなさい。でも先生はとてもいい方でしたよ!
またしても長くなってしまいましたが、ビジマネ検討中の方にとって少しでも参考になれば幸いです。ちなみに、上記はCOVID-19の影響でイレギュラーになっている可能性が大ですので、あくまでもご参考としてご覧ください。
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